ぼくたちはポケモンができない

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【金銀晶VC】ヨシノオフ使用構築&対戦ログ


↑サムネ用。オフ中に取れなかったから偽装した。唯一のミラーコート使った場面。
どうも!リズです。
2023/8/5(土)にたこさん主催によるヨシノオフに参加しました!
僕の事情を知る方々なら存じ上げてると思われますが、本来ならば参加できるような態勢ではなく見送ろうと思っていたのですが、2年ほど前、愛知でのオフ会が行われた際に都合上行けなかったことを年末まで悔やんだわらことや、同時期に栄に世界コスプレサミットという毎年参加しているイベントもあると言うことで、金銭と体に無理言わせて参加しました。
前置きはこの程度として、構築や対戦の方へ移ります。

構築経緯&個体解説

レギュレーションやKPはこちら
ヨシノオフ2023 - 金銀対戦wiki
(最近、現行世代の構築をいいねするからか、SV対戦メインの方からもフォローいただけるようになったため解説をすると、今回のオフのレギュレーションはニンテントウカップ2000というルールで50~55レベルから三匹を選出し、それらの合計が155以下で選ばないといけないというルールである。今回の参加者はは50と55のレベルしか居ないので55が一匹と50が二匹or50が三匹という選出になる。わかりやすく言うと55レベルはメガシンカポケモンや禁伝のような認識で大丈夫です。)

元々は緊急で参戦するというのもあってか、現在育てているポケモンたちで挑もうかと思っていたが、直近になって僕の悪癖が発動して「初見殺し戦法を取ったら場も盛り上がるし、こちらも満足するしで楽しいのではなかろうか」という考えに至ってしまい、元々型や構築の偽装みたいなのも好む質ということもあって急遽個体をこさえることに

そうして組んだのがこれである


55のガラガラは光の壁を置くとか、素早さ操作を入れるなど下準備は要るものの、それを通してしまえばあらゆるポケモンを全抜きする性能を誇るため、構築の段階で複数の受け札を用意されがちで、またそのような性能からだいばくはつ等で一対一交換を行いつつ適切なエース選択をするトリプルエースのような構築の一匹に採用するという戦術もとられることがある。
参考文献
ガラガラ入りの爆破速攻+素早さ操作
それぞれの対策に対する対策も施されているというのがポイント
CH流トキワジムパーティ
CHKOトキワジム
優勝者のけつばんさんの構築がガラガラ入りトリプルエース。
エンテイやサンダーがガラガラに有利なポケモンに強い上、三体とも勝てる範囲も多いので相手的には的を絞りづらい。
蟹杯7大会結果
以上を踏まえて、ガラガラには強いポケモンを呼び、それらに強いポケモンで狩るという構築を組んだ。ようはこれのパクりです。

ただ純粋に真似するだけだと、某サイトの中毒者は自分以外にも居るだろうし(特に今回は製作者様も参加されている)明らかにやることがバレる上、今回は一撃ありということでエースの身代わり戦術が増え、ケンタロスも増加傾向にあるということで多少アレンジを加えることに。

個体解説




見せポケモン、といいつつもガラガラ受けが居ないということもあるにはある。
元記事では、ナッシー対策にめざ虫だったが、結局タイマンで眠り粉当てられて終わりなので、エアームドとのタイマンに備えて大文字か、麻痺を入れてからの剣の舞でへラクロスやナッシーに勝てるやつあたりかで悩んでヘラクロスを重きにおいてやつあたりに。
実際はエアームドがうじゃうじゃ居たので失敗だった。
♀の理由は直近でガルーラに虐められたから。元々ガラガラ以外にもエースを置くことでその辺は解決していたのだが、色々あってこうなった。





持ち物はおうごんのみ。
ポケモンエアームドを狩る。
元記事にある通り、ミラーコート搭載でスイクンシャワーズキングドラ辺りに無理やり勝つ(なんでそこまでしないと勝てないんだよ。)
そのつもりだったが、まあ元の能力が低いのとこちらが用意した個体がかなり低いのも相まって全然振るわなかった。
ミラーコートがナッシーすらタイマンで倒せないほどシャバいので、いっそのことじしゃくにして10まん雷両採用で、より確実にスイクンを狩ったり、体力が少しのポケモン+水を倒しきれるようにした方が良いのではと帰りの電車に揺られながら思った。
因みにNNの元ネタはこちら
ポケモンだいすきクラブ - YouTube
面白いから全人類見ろよ見ろよ、ホラ








持ち物はひかりのこな
本当は冷ビ、のろい、リフレクター、だいばくはつにしたかったが、現行のように思いだし機能などないので(正確にはポケモンスタジアムとの連動で可能なのだが、vcだと不可。)リフレクターやまきびしを忘れさせたくなくて仕方なくいつものやつで流用。
ヘラクロス(というか格闘)はそもそも選出させないでやろうと画策していたので55カビ、爆発、ガラガラに対応可能な型としてのろいリフレクターにしたかったという経緯がある。
ひかりのこながいい味を出していて、これを用いてクロスチョップなりかみなりなり一撃なりをかわして貰って、ガラガラのタイマンに於ける勝率をあげるというスタンス。
れいとうビームは、バンギラスハガネールはガラガラで勝てるので、草意識で。(ただしタイマンでは勝てないので飽くまでも裏から出せない用。)
中々思惑通りの活躍をしてくれたな-という印象だった。






一対一交換用。元記事はのしかかりを切っていたが、それによりサンダーの身代わりが割れなくなったのでこのような型に。
はらだいこは他あまえるを放ってくるエーフィ、ニドクイン(ブラッキーもだが一撃ありにはあまり居ないと捉えてる。)リフレクターで爆発を対処するポケモンに確実に一対一交換が可能。
持ち物はきせきのみと悩んだのだが、あやしいひかりやどくどくで消費させられると本来の役割である「相手の眠り状態にする技を持ち物で耐えて爆発をする」ということが出来ないためはっかのみにしたのだが、あやしいひかりを放つムウマに対して、例え交代前にはらだいこを成立したとして50%の確率で負けるという筋を作ってしまうのが嫌だったのできせきのみが正解だったなと後から思った。
タイマンを張れる性能ではないので極力最後に残したくない。一回これで他の型(鈍いや眠るを搭載した型)なら勝てるねむねごスイクンに負けた。





持ち物はきせきのみ。
元記事の通り役割は薄かった。
身代わりを割ったり、カイリキーやフシギバナを攻撃したいのでサイコキネシスは続投した。(代わりにパルシェンにリフレクターを搭載した形となる)
役割は専ら草を耐えて爆発。それくらいしか役割がないのでそもそもほぼ選出しなかった。エアームドに弱いし。
一応構成上としては、カビ、マル、パルのいずれかで選出し、相手が水を残す動きをした際、マルマインが倒されてもタイマンで勝てる枠とすると考えてはいた。
もちものもきせきのみを持たせるようなポケモンじゃないのでおうごんのみで確定数をずらすのが良いのかなと。
せんせいのツメは身代わりの対策にはならないだろうと思って見送ったが、このナッシー、実は最速でないのでカイリキーやハピナスに確定で先制され、55ガラガラと同速という情けないことが起きるので無理やり道連れにできる要素として採用して良かったと思った。




持ち物はたべのこし。
ここまでのメンツでヘラクロスやカイリキー(あと草タイプ)がタイマンで勝てないので、それらをそもそも選出させないようにしようと思い採用。
上の連中に勝つだけならドリルくちばし搭載のサンダーでも良いのだが、サンダーを出すと水タイプが釣れなかったり、こちらの構築に似せたかったということもあったのでグライガーに。
色々試行錯誤した枠であり、一撃ありということではじめはプテラだった。
のだが、♂にするとメロメロ持ちに勝てなくて、飛行技がないとカイリキーに勝てなくて、♀でどくどく+すなあらしにしようと思ったところでだったら格闘を受けられるグライガーでいいんじゃないかと。
レベルも初めは55にして、せっかくなので一撃技も搭載してたが、そうするとエース択を発生させて仮にサンダーカイリキーorヘラクロスライコウのダブルエースと対戦したとき電気エース側がくるんじゃないか(補足するとこの時代の電気エースはだいたい目覚めるパワー氷を持っている。ガラガラなら勝てるのだが当然グライガーでは不可。)と思って50に。

技は始めは
つばさでうつ、ハサミギロチン、すなあらし、まもる(orねごと)
にして、身代わりを貼るケンタロスに役割をもちつつ、粉持ちにも寝言ギロチンorつばさでうつで高い勝率を担保するようにと考えた。

しかしタイマンにするという性質上ねむるがないらとどくどくに弱く、レベルも50に下げたからハサミギロチンも有用じゃないかもしれないと。
ならば運要素でなく、他ガラガラがあまり相手にしたくないミルタンクやじわれ持ちノーマルにもタイマン下でかてる上記の型に。
しかしそもそもガラガラベースで相手は選出を考えるので、こんな型にしても活きないということが実際の対戦で証明されてしまった。

この構築で採用するのならば、無難にレベル50であれ55であれ、つばさでうつ、ハサミギロチン、ねむる、ねごとくらいがタイマン性能としてもサイクル性能としてもちょうどいいんじゃないかと思ってる。型自体は面白そうなのでいつかふいうちでタンクムドー辺りを釣って使ってやろうと思う。

対戦ログ
あーみんさん
相手:50スイクン 50エアームド 55ヘラクロス(55ライコウ 50ナッシー 50カビゴン)
自分:カビゴン マルマイン グライガー
仮想敵であるヘラクロス入りの構築のため早速グライガーを選出。しかし相手にはスイクンエアームドを残せる択もあるのですぐには爆発はできない。
なんとかカビゴンエアームドで交換することに成功したのだが
仕方がないのでサイクルで崩して行く方針をとりたかったのだが、グライガーラクロス対面からスイクンを出された際、マルマインに大きくダメージが入ってしまうために、こちらは読み読みで動く必要があり、そこで読みきれずにダメージレースで負け。
グライガーに一撃があればヘラクロスにつばさでうつ、スイクンエアームドにはギロチンを打てただけに初戦から悔やまれる対戦となった。

ジミーさん
相手:50パルシェン 50ハピナス 55プテラ(50ムウマ 50カビゴン 50フシギバナ)
自分:ナッシー カビゴン パルシェン
実はこの試合の前に、こちらの初手がカビゴン、相手はパルシェンで対面して一ターン目で通信が切れてしまい、お互い変更ありということで最戦をしたのだがあまり変更をしてないように感じたので、ナッシーに変更。
めざめるパワー草で確定一発とわかってなかったらいいなぁくらいの気持ちで撃ったらそれがあたって枚数差ができたので、そのまま詰めて勝ち。
本来の戦術は相手が残すポケモンにあわせてこちらも変えようと言うものだった。

まか
相手:55ニドキング 50エアームド 50スイクン(55フーディン 50ムウマ 50ハピナス)
自分:カビゴン マルマイン パルシェン
ニドキングが重いのだが、いきなり爆発は通らないなと思いサイクル。一試合目のようにパルシェンエアームドで一対一交換に成功し、スイクンカビゴンの対面へ。こちらの後ろはガラガラだと誤認してる筈だからスイクンは温存するだろと思ってたら何故か下げない。仕方ないので、マルマインを出して爆発するのだがここで致命的なミスを犯す。
光の壁→大爆発ならこのあとスイクンカビゴンの対面で腹太鼓を積めたのに、再びスイクンに戻すのを恐れて即爆発したためカビゴンスイクンに勝てなくなってしまった(素ののしかかりだと後手4発のため)
そのまま押しきられて負け。この型のカビゴンはそもそも残すべきじゃないんだろうなと改めて知った。が、拾えた試合でもあったので猛省。ここから自身の練度の低さがすこしずつ露呈する…

たこさん
相手:55カビゴン 50エアームド 50スターミー(55ガラガラ 50ファイヤー 50ガラガラ)
自分:カビゴン マルマイン ガラガラ
前回、エースを抜いて負けたうえ、今回はガラガラを受けられるポケモンが居ないので、ガラガラを投入。途中ガラガラとスターミーのタイマンに合わせられる状況にまで来たのだが、スターミーがハイドロポンプだったためこちらは光の壁込みで2発と思ってしまいなんとかしてカビゴンの前でガラガラを出さないとと思っていたら押しきられて負け。
ガラガラはその前に削れてはいたので怪しかったのだが、それでも壁の前で対面が正解だった。

クラヴハンマーさん
相手:55キングラー 50エアームド 50ナッシー (55フーディン 50カビゴン 50ハピナス)
自分:ナッシー マルマイン カビゴン
製作者本人(?)との対決
やることバレバレなのだがエース的にガラガラは残せないし、十中八九ナッシー残るように動いてはくる
粉をナッシーとカビで受けて爆発…と考えての選出だったが、そもそもナッシーがエアームドに頑張れないので選出時点で勝ち目なかったのかなと
ラストの場面でキングラーとナッシーが残った場面があり、こちらはほぼやけくそでミラーコートを放ったのだが、相手視点からすると
大爆発→リフレクターで耐えられる
眠り粉→きせきのみで耐えられる
と思っていたみたいでサイコキネシスを押してくれたので、めざめるパワー草の場合それの反射+10まんボルトで倒しきれるはずだったのだが、持ち物がおうごんのみだったため倒しきれず。
(実際には黄金なくても倒しきれないと思っていたのでいよいよミラーコートの使い道が迷子になっていた。この試合でしか打たなかったし。)
これもグライガーの型さえ良ければ…

moziさん
相手:55カビゴン 50エアームド 50スイクン(50サンダース 50スターミー 50ガラガラ)
自分:パルシェン カヒゴン マルマイン

悔しさが残る試合。
カビゴンのシングルエースでサンダース、ガラガラは来ないと感じていたので何とかしてカビゴンさえ飛ばせたら勝つと思っていたし、エアームドに受けることも不可なパルシェンから入ったと言うのに
れいとうビーム→だいばくはつ→マルマイン10まんボルト
で55のたべのこしカビゴンを倒しきれず唖然。
その後はなんやかんや読みを通して善戦したのだが、50のへなちょこ集団で55カビなどやれる訳もなく負け。
カビ要らないからナッシーにするという手もあったのかなと思いつつこれマルマインの火力が悪さしてるなぁとしみじみと思った。
結局れいとうビーム連打も一撃のリスクと爆発避けで裏に引かれるということもあるので動き自体は間違ってない筈なんだよなぁ…マルマインの火力、計算すると絶望することが多々ある。

のりすけさん
相手:55ケンタロス 50カビゴン 50ナッシー(55サンダー 50ガラガラ 50カイリキー)
自分:パルシェン カビゴン ガラガラ
今回そこそこいるだろうなと思いつつここまで一切遭遇してこなかったケンタロスと対面
こうしてみるとナッシー以外受けが居ないので、ナッシーが来たら即爆破、そうでないなら冷ビ、こちらのルート的にカビゴンマルマインガラガラだろうと予測してサンダーは来ないと思いパルシェン先発。サンダー来たらごめんなさいだった。
パルシェンがあらゆる命中不安のために持たせたひかりのこながここで活き、それなりにダメージを与えた上でカビに引かせる。
その上リフレクターも設置できたので、ここは爆発せずにガラガラに素引き。ナッシーをサイクル線で倒す気でやつあたりを放ったらこれが急所にあたり一撃で倒せたので一気にこちらへ好転。
その後もつのドリルが被弾することなくガラガラで二枚抜きで最後の最後にエースとしての威厳を保ちつつ勝利。こういう受けがいなくなった場面だとガラガラは止まらないし、そうならないために皆エアームドスイクンパルシェン等でガチガチに勝てる選出をしてくれるんだよな~~、というのが今回やりたかったコンセプトだった。

総括



というわけで直対のお陰でなんとか最下位いは逃れたのだが2-5という悲惨な結果に。ガラガラとグライガーに関してはこれがやりたくて2日前に育てており、そうやった以上優勝するくらいの気前で居たので時間を犠牲にした分悔しかった。

ログを振り替えると、エアームドスイクンナッシーの選出がやけに多く、また後程皆様に伺うと、ガラガラで釣ってエアームドや水を釣るという発想は浮かばなかったという声が多く以外だと感じた。(実際55のポケモンを選出しないという戦法はこれに限らず良く存在し、この構築自体露骨だとは感じて居たため)
また冒頭に書いた通り技選択を間違えたなというところも大きな反省点。
大文字があればエアームドとのタイマンでガラガラは勝てるし、グライガーも寝言とハサミギロチンがあるだけでナッシーとフシギバナに勝てる。エースミルタンクも意識するなら55にあげるとか。
防御をあげる手段がないとハサミギロチンを当てきれないときに鈍いエアームドミルタンクに勝てないかなと感じたため上記のような型になったのだが、一撃ありだと積み技が減ったり、また催眠の対策が持ち物で耐え大爆発だけで、相手の思考的にはナッシーは残すよう動くのでそうなるとタイマンでナッシーに勝てるポケモンが存在せず意味のないことだと思った。
ケンタロスを仮想敵から切ったまでは良かったのだが思いっきりが足りなかったと猛省。
先述の通り、こちらのやりたいこと自体には皆引っ掛かってくれてたから戦歴の割に惜しいなと個人的には勝手に思ってる。


あとがき
結果はこれだったが、やっぱりオフというものは楽しくてやはり参加して良かったと思いました!
対戦だけでなくこの後の飲み会で意見交換したり、他愛のない話をしたり、続く二日目でジミーさんを無理やりつれ回して遊んだり…。
普段オンラインでよくお話する方々でしたが、やはり対面でないと得られない何かがありますよね!No offline battle. No life.
次は東京に向かえたら良いなと思いつつ、無理しない程度にまたブリーダー続けたいと思います。それでは~。